201206
8.3km
36.7度
家族ゲーム
存在は知ってましたが、見たのは初めてです。
見る前は『熱血教師物かな?』と思ったのですが、途中『当時流行ってた反逆物・・・「高校大パニック」みたいな作品か?』『或いは「逆噴射家族」の様なギャグなのか?』とも思い、最後まで見た時には『これはイタリアの小難しい映画のオマージュなのか?』とも思いました。
なんとういか・・・薄気味悪いというか、見ている側に不快感を与え、不安な気持ちにさせるために作られた映画なんじゃないかと感じました。
テーブルの座り方が異常であるという指摘はどこかで見た事が有りますが、店先から両親のいる居間を通り、エレベーターで降りた地下に部屋を持ってる女性(兄の友人)やら、女学生の様な格好をして身勝手な話を持ち込んでくる近所の主婦。
誰もが誰も自分の殻に閉じこもっている様で、通じない会話。
意図的に消された自然音、そして、そのため強調された不快音。
テーブルの並び方も、映画的な演出なんだと思って居たら、遊びに来た人が「この並べ方に慣れてないので・・・」と、向かいに座ったシーンを見て『この家庭は異常なんだ』と、認識。
最後松田優作がスパゲティを投げたりマヨネーズを飛ばしたりするシーンを一つの演出と思いながら見ていたのに「さっきからなんだアンタは!」と、伊丹十三が怒り出すシーンで、ハッと我に返る。
このシーンはいったい何を表現したかったのか?
異常だった家庭が、正常に戻りつつあるという演出で、松田優作が出て行ったのは、家庭内の異物(異常な物)が去ってゆくという演出だったのではないかと思いました。
が、それだと最後の「クレオパトラの死」を連想させる不吉なシーンは、いったい何だったんだ?
分からない映画だ・・・
ジャン・バプティスト・ルニョーによる、眠る様なクレオパトラ。
新古典派
36.7度
家族ゲーム
存在は知ってましたが、見たのは初めてです。
見る前は『熱血教師物かな?』と思ったのですが、途中『当時流行ってた反逆物・・・「高校大パニック」みたいな作品か?』『或いは「逆噴射家族」の様なギャグなのか?』とも思い、最後まで見た時には『これはイタリアの小難しい映画のオマージュなのか?』とも思いました。
なんとういか・・・薄気味悪いというか、見ている側に不快感を与え、不安な気持ちにさせるために作られた映画なんじゃないかと感じました。
テーブルの座り方が異常であるという指摘はどこかで見た事が有りますが、店先から両親のいる居間を通り、エレベーターで降りた地下に部屋を持ってる女性(兄の友人)やら、女学生の様な格好をして身勝手な話を持ち込んでくる近所の主婦。
誰もが誰も自分の殻に閉じこもっている様で、通じない会話。
意図的に消された自然音、そして、そのため強調された不快音。
テーブルの並び方も、映画的な演出なんだと思って居たら、遊びに来た人が「この並べ方に慣れてないので・・・」と、向かいに座ったシーンを見て『この家庭は異常なんだ』と、認識。
最後松田優作がスパゲティを投げたりマヨネーズを飛ばしたりするシーンを一つの演出と思いながら見ていたのに「さっきからなんだアンタは!」と、伊丹十三が怒り出すシーンで、ハッと我に返る。
このシーンはいったい何を表現したかったのか?
異常だった家庭が、正常に戻りつつあるという演出で、松田優作が出て行ったのは、家庭内の異物(異常な物)が去ってゆくという演出だったのではないかと思いました。
が、それだと最後の「クレオパトラの死」を連想させる不吉なシーンは、いったい何だったんだ?
分からない映画だ・・・
ジャン・バプティスト・ルニョーによる、眠る様なクレオパトラ。
新古典派